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マツムシソウとアカバナシモツケ

2021.08.04

今日のセンター周辺の気温は22℃位と過ごしやすい陽気でした。
ただ日差しは強いので、歩いていると汗ばむ陽気です。

青空と雲
〈センター前の園地にて〉

前回のブログに引き続き、自然保護センターの道を挟んで向かい側にある園地に咲く花々をご紹介します。

ビーナスラインを走っていても目に留まる鮮やかな花はヤナギラン。

ヤナギラン
〈ヤナギラン〉

早くも秋の訪れを感じさせる薄紫色の花、マツムシソウ。

マツムシソウ
〈マツムシソウ〉
マツムシソウの群生
〈センター側の電気柵沿いに咲いています〉

濃い橙色と黒い斑点が印象的なコオニユリ。

コオニユリ
〈コオニユリ〉

色鮮やかな花々が草原を彩っています。

こちらはアカバナシモツケ。

アカバナシモツケ
〈アカバナシモツケ〉

アカバナシモツケソウともいいます。
霧ヶ峰にはいくつかシモツケと名の付く花が咲きますが、木本であるシモツケと異なり草本です。
花がフワフワとした様子が花火のようで夏にピッタリ。

このアカバナシモツケは樹叢の近くに咲いていたのですが、ここしばらくは見られなかった場所です。
令和元年に、電気柵の範囲をビーナスライン沿い周辺からゴマ石山あたりまで広げた効果によるものと思われます。
ちなみにすぐ近くに咲いているアカバナシモツケは金網で囲まれています。

フェンスの中で咲くアカバナシモツケ
〈フェンスの中で咲くアカバナシモツケ〉

こちらは電気柵を設置する以前(10年以上前)に設置したもので、アカバナシモツケはセンター周辺では近年この柵の中でしか見られませんでした。

電気柵を設置した理由としては、観光資源であるニッコウキスゲを二ホンジカの食害から守ることが第一ですが、ニッコウキスゲだけではなく、その他の植物も以前のような姿が戻ってきています。
ヤナギランやマツムシソウもその一つです。
また、草原性の植物を食草とする虫たちを守ることにも繋がっています。

明治の歌人長塚節(ながつかたかし)は、諏訪出身の歌人島木赤彦(しまきあかひこ)と共に霧ヶ峰を訪れ、こんな句を読んでいます。

「うれしくも分けこしものかはろばろに松虫草の咲きつづく山」

広々とした草原に花々が咲く光景は、開放的で訪れた人の心を和ませてくれます。

この草原をこれからも守っていくため、私たちに何ができるでしょうか。

園地に咲く花々

2021.08.01

夏の霧ヶ峰を代表する花ニッコウキスゲの見頃は過ぎましたが、今の時期は数多くの植物が開花しています。

先日ガイドウォーク中に園地を歩いていると、お客様に「これは何ですか?」と尋ねれられました。
蕾ですが、何か分かりますか。

植物の蕾
〈とある植物の蕾〉

数日後に訪れてみると開花が進んでいました。

膨らんだ蕾
〈膨らんだ蕾〉

ホタルブクロです。
このホタルブクロは、ホタルブクロの変種でヤマホタルブクロといいます。
下の写真のように、がくの一部にポコっと盛り上がっている部分があるのが特徴です。

ヤマホタルブクロのがく
〈がくの一部が盛り上がっている〉

今園地で多く咲いているのはハナチダケサシ。
草原でフワフワとした花の群落を見ていると穏やかな気持ちになります。

ハナチダケサシ
〈ハナチダケサシの群生〉

他にはヤナギランも咲いています。

ヤナギラン
〈ヤナギラン〉

この花は下から順に咲いていきます。
濃いピンク色が鮮やかな花です。

ピンクといえばエゾカワラナデシコも。

エゾカワラナデシコ
〈エゾカワラナデシコ〉

細かな切れ込みが繊細で美しいです。

この花も小さな花が繊細ですが、何か分かるでしょうか。

白い花が集まっている
〈白い花のアップ〉
シシウド
〈シシウド〉

シシウドですね。
大型の植物で高さは2メートルを超えるものもあります。
小さな花が集って大輪の花を咲かせています。

遠くから見ると大型の植物が目につきますが、歩いて見ると様々な植物に出会えます。
遠くから、近くから。
是非いろんな角度から景色を眺めてみてください。

ニッコウキスゲ開花状況(2021年7月25日)

2021.07.25

花の盛りの季節、この連休は多くの人出がありました。
日差しは暑くても涼やかな風が吹き抜ける霧ヶ峰で、夏のひと時をみなさん楽しまれたのではないでしょうか。

ニッコウキスゲとビーナスライン

今年の車山肩の群生は花数が例年より少なくちょっと寂しいですが、車山肩から車山山頂に向かう
あたりでは群落を作っています。
ピークは少し過ぎ、見ごろは7月一杯くらいになりそうです。
ニッコウキスゲを見たい方はお早めにどうぞ。

車山肩群落ではニッコウキスゲの他にノアザミの群落も見事です。
ここまでノアザミが群落を作る光景というのも珍しいのではないでしょうか。

ニッコウキスゲとノアザミ

他にはハナチダケサシやイブキトラノオ、ツリガネニンジンやオオババギボウシなどが咲いています。
さらによく見ると、赤茶色の花をたくさんつけるシュロソウも咲いています。

ハナチダケサシ
〈ハナチダケサシ〉
ツリガネニンジン
〈ツリガネニンジン〉

コバギボウシ
〈オオバギボウシ〉
シュロソウ
〈シュロソウ〉

訪れる方はこの景色を見て、綺麗だと話されていたり写真を撮ったりしていました。
お花畑を見ていると、心が穏やかになるような気持ちがします。
一般的に、山で花が群落を作る様子を「お花畑」といいますね。
霧ヶ峰では一部試験的に植栽をしているところがありますが、他の場所は自然に咲いているものです。

ニッコウキスゲの群落

もともとは、霧ヶ峰は昔から採草地として利用され、草刈りや火入れが繰り返されて今のような景観が作られましたが、近年は二ホンジカが花や芽を食べてしまう「食害」が深刻なことから電気柵で保護しています。
さらに、草刈りをすることで花芽が出やすくなる効果があります。
この場所も草刈りを行った場所です。

さて、ビーナスラインS字カーブあたりに昨年新たに電気柵を設置した場所があります。

電気柵を設置してある草原


草刈りと電気柵の効果か、近年見られなかった草花の開花を確認できました。
昨年はニッコウキスゲの花が見られることはなかったのですが、今年は少し開花していました。
その他にはヤナギランも。
地中に埋まっていた種が発芽し成長したのでしょう。

電気柵の内側のニッコウキスゲ

人が手入れを続けることは大変ですが、続けていればこの場所も以前のような光景が広がるかもしれません。

ニッコウキスゲ開花状況(2021年7月17日)

2021.07.17

今日は朝から快晴で広々とした景色が広がっていました。
久しぶりに富士山、八ヶ岳、南・中央・北アルプス、御嶽山、乗鞍岳、遠くは妙高山のあたりまでよく見えました。

青空と山並み
〈センターから車山肩へ向かう途中で。八ヶ岳・富士山・南アルプス〉
〈センターから車山肩へ向かう途中で。御嶽山とグライダー〉

上空ではグライダーが大空を飛行(写真は忘れ路の丘のグライダー滑走路です)。
訪れた方は夏の霧ヶ峰らしい景色を味わえたのではないでしょうか。
そして、霧ヶ峰の夏の風物詩、ニッコウキスゲの開花状況です。

自然保護センター周辺 見頃(開花数は例年より少なめ)
八島ヶ原湿原 見頃
車山肩 見頃 (開花数は例年より少なめ)
車山高原 見頃過ぎ
富士見台 見頃過ぎ

〈青空の元咲くニッコウキスゲ〉

見頃を迎えていますが、気温の高い日が続き開花が進みそうです。
あと一週間くらいは花を楽しめるかと思いますが、今年は場所によって開花数に差があります。
例年、ニッコウキスゲが多く見られる車山肩ビーナスの丘は少なめなのですが、その周辺でも車山山頂に向かって登っていった上の辺りはよく咲いています。

車山山頂へ向かう道
〈車山山頂へ向かう道〉
〈車山山頂へ向かう登山道右手側〉

この辺りは電気柵で囲うだけではなく、ササ刈りを行っています。
ササを刈り取ることで新芽の成長を促す効果があります。
車山肩を訪れた際にはぜひこちらにも足を延ばしてみてください。

車山肩ビーナスの丘では、とある方のオンステージが♫

〈ホオアカ〉

毎年この時期になると、遊歩道側の杭の上で歌声を聞かせてくれるホオアカ。
他の場所で見かけるホオアカは人が近づくと大抵逃げていくのですが、このホオアカは、観光客の方が撮影をしても逃げず、素敵な歌声を披露してくれます。

その他に、ノビタキやビンズイも電気柵や梢の上で高らかに囀り、さながら歌合戦?のようです。
下の写真のビンズイも大抵は人が近づくと逃げていくのですが、この時は近くで観察できました。

〈ビンズイ〉

始まったばかりの霧ヶ峰の夏。
散策を楽しまれる方も登山をされる方も、霧ヶ峰には木陰が少ないので、
紫外線・熱中症対策をしたうえで、高原の夏を楽しんでくださいね。

ニッコウキスゲ開花状況(2021年7月11日)

2021.07.11

今朝は久しぶりの青空が見られ、梅雨の中休みといった感じです。
霧や雨の時とは違う夏の空気、夏の匂いを感じます。
ヒョウモンチョウの仲間やセセリチョウ、クジャクチョウなど蝶たちが活発に動き回り、夏の訪れを告げています。

青空と草原
〈第一園地より〉
紫色のウツボグサにとまる蝶
〈ウツボグサにとまるヒメキマダラセセリ〉

様々な植物の開花が進んでいますが、ニッコウキスゲも徐々に花数が増えてきました。
開花状況はおおよそ以下の通りです。

車山高原 4割程
富士見台 3割程
自然保護センター周辺 2割程
八島ヶ原湿原 4割程
車山肩 2割程

今年は天候の影響か、花芽の数が例年より少なめですが、それでも数多くの花が咲き、訪れる方の目を楽しませています。
車山高原、八島ヶ原湿原はそろそろ見頃となりそうです。
観光客の方も多くなってきたので、場所によっては駐車場が満車になり、駐車待ちになることもあります。
時間に余裕持ってお越しいただき、この景色を楽しんでいただきたいです。

ニッコウキスゲ
〈八島湿原のニッコウキスゲ〉
ニッコウキスゲの群生
〈富士見台〉

このニッコウキスゲ。
20年程前までは霧ヶ峰一帯で群生が見られましたが、現在はシカ侵入防止柵の中でないと見られなくなってしまいました。
シカは特にニッコウキスゲの蕾や咲いた花を好んで食べますが、観光資源でもあるニッコウキスゲを保護するため、霧ヶ峰のいくつかの場所には電気柵や鋼鉄柵を設置しています。

電気柵で保護しているニッコウキスゲ
〈センター周辺〉
電気柵の近くのニッコウキスゲ
〈電気柵側のニッコウキスゲ〉

さて、上の写真はビーナスラインのすぐ側ですが、道路脇のチェーンより中に入ってニッコウキスゲを撮影される方がいらっしゃいます。
近くで撮影したい気持ちもわかりますが、足元の草花を踏みつけることに繋がり、それが続くと裸地化し植物が育たなくなってしまします。

そこにある自然を楽しむだけでなく、自分に何ができるかを考えてみると、自然を見る見方が変わってくるかもしれません。

ニッコウキスゲ開花状況(2021年7月5日)

2021.07.05

梅雨入りが遅かったせいか、7月に入ってから雨降りの日が続いています。
白い霧の中、ニッコウキスゲの橙色が冴え冴えとしています。

霧の中で咲くニッコウキスゲ
〈富士見台のニッコウキスゲ〉

霧ヶ峰のニッコウキスゲの開花状況(7月5日現在)です。

車山高原 2~3割程
富士見台 1割程
自然保護センター周辺 1割程
八島ヶ原湿原 1~2割程
車山肩 咲きはじめ

前回のブログでお伝えしましたが、見ごろは例年通り7月中旬頃になりそうです。

ニッコウキスゲの蕾
〈車山肩のニッコウキスゲ蕾〉

蕾自体は例年より少し少なめに見えましたが、上の写真のように、蕾を付けたものはいくつもありました。
始めは小さな蕾も、1~2週間位かけて少しづつ膨らみ開花の準備を進めます。

さて今日は園地で、ボランティアの方が花の名前を記した札を取り付けました。
新たに開花している花の札を取り付けたり、咲き終わった花の札を抜いたり。
1週間もすると様々な変化があります。

開花状況は、1週間、いや数日、いえいえ刻々と移り変わっています。

今日、センター周辺ではこの花が目につきました。

ウツボグサ
〈ウツボグサ〉
イブキジャコウソウ
〈イブキジャコウソウ〉

イブキジャコウソウは西洋のハーブ・タイムの仲間で、触ると爽やかな香りがします。
私はこの花を見つけるとついつい触って匂いを嗅いでしまいます。

霧ヶ峰に限りませんが、自然の中を歩いていると色々な香りを感じませんか。

霧が立ち込め視界が遮られるような日は、遠くの景色は見えず残念ですが、鮮やかな色あいや香りが、視覚や嗅覚に訴えてきます。

ニッコウキスゲ開花予想(2021年)と季節の草花

2021.06.27

センター前の園地を歩くと、先日まで見かけなかったハクサンフウロやイブキトラノオの花が咲いていました。

〈ハクサンフウロ〉
〈イブキトラノオ〉

霧ヶ峰の夏を彩る花々です。
薄ピンク色のハクサンフウロや、風に揺らめくイブキトラノオは霧ヶ峰の草原ならではの光景です。
季節の花々はゆったりと眺めて楽しみたいですね。

さて、霧ヶ峰の夏といえばもちろんこの花。

〈ニッコウキスゲ〉

ニッコウキスゲです。
草原の奥の方に咲いていても、この橙色は目立ちます。
園地には、ほんの僅かですがニッコウキスゲの姿が。
この花を見ると、私は「夏がやってくる!」とソワソワしてしまいます。
梅雨の間に少しずづ開花し、梅雨明け前後には、橙色の景色を見せてくれるでしょう。

蕾の様子を見ると、見ごろは例年通り7月中旬頃と予想しています。
ただし、開花の進み具合は今後の気象条件で変わるため変動することもあります。
今年の咲き具合は一体どうなるでしょうか。

その他園地には、コバイケイソウがよく咲いています。

〈コバイケイソウ〉

このコバイケイソウ、小さな花をいくつも付けて穂のような姿をしているのですが、花自体はいい香り!…ではないです(人にとっては)。

〈コバイケイソウの花穂〉

ですが虫たちにとっては御馳走の合図♪
コバイケイソウには多くの昆虫が蜜を求めてやってきています。

〈園地のコバイケイソウ〉

こちらのコバイケイソウは葉の部分が食われていたのですが、先月、このコバイケイソウの若葉に虫が群がっているのが目につきました。

〈コバイケイソウの若葉に群がる〉

この虫はバイケイソウハバチといって、幼虫がバイケイソウなどの葉を食べて成長します。
コバイケイソウの葉を食べるものは他にもいる可能性はありますが、このコバイケイソウの葉が食われていたのは彼らの仕業でしょう。
虫たちにとっては、コバイケイソウの花の蜜も葉も御馳走だったのですね。

自然を観察してみると、まだまだ知らないことがたくさんあり発見の連続です。
みなさんも是非自然をじっくりと観察して、「何か」を見つけてみてください。

レンゲツツジ開花状況(2021年6月17日)と車山湿原のコバイケイソウ

2021.06.17

6月17日現在、霧ヶ峰全域でレンゲツツジが見頃を迎えてきています。

車山高原 見頃
富士見台 見頃
踊場湿原 見頃
自然保護センター周辺 4割(蕾は少なめ)
八島ヶ原湿原 4割
車山湿原 咲き始め(蕾は少なめ)

〈富士見台・向こう側の斜面にも点在しています〉
〈雨降りの後は花が生き生きしています〉
〈八島湿原のレンゲツツジ右とヤマツツジ左〉

レンゲツツジの蕾は全体的に少ない印象ですが、鮮やかな花の色が草原に彩りを添えています。

さて、レンゲツツジの朱色とは対照的な白い花を咲かせる植物が、車山湿原周辺で群落を作っています。

〈車山湿原にて〉

コバイケイソウです。

過去には、レンゲツツジもコバイケイソウも湿原いっぱいに咲いたことがありますが、今年はコバイケイソウが湿原(北側の辺り)の大半を埋め尽くすかのように咲き、圧巻です。

〈車山湿原の木道より〉
〈車山湿原から車山肩方面を見る〉

この日は他にほとんど人がいなかったのですが、きっとこの光景を目にした方は、感動したに違いありません。
少なくとも私はビックリし、そしてこの景色に感動しました。

以前のブログにも書きましたが、自然は毎年同じではありません。
だからこそ、その時々にしか見られない光景に心を動かされるのでしょう。

梅雨の合間に、是非訪れてみてください。

レンゲツツジ開花状況(2021年6月10日)と園地に咲くサクラ

2021.06.10

お問合わせが多くなってきました、霧ヶ峰のレンゲツツジの開花状況(6月10日現在)です。

車山高原 見頃
富士見台 咲きはじめ
踊場湿原 見頃
自然保護センター周辺 咲きはじめ
八島ヶ原湿原 咲きはじめ
車山湿原 蕾

踊場湿原の遊歩道脇に咲くレンゲツツジ
〈踊場湿原の様子〉
園地のレンゲツツジ
〈園地のレンゲツツジ〉

この先の天候にもよりますが、全域で6月中旬頃から見頃を迎えそうです。
晴れた時に見るレンゲツツジもいいですが、霧の時のレンゲツツジも朱が映えて幻想的なんですよ。

さて、センター前の園地に、大空へと枝を伸ばすように、すっくと立っている一本の木があります。
花をいつ咲かせるのか分からない、というレアな咲き方をするこの木。
霧ヶ峰によく来られる方の中には、「あの木は何?」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

草原に生える木
〈園地のモニュメント的存在の木〉

そんな木なのですが、あれ?!なんと花を咲かせています‼

木に咲く白い花
〈小さな白い花を付けています〉

小さな白い花をいくつも咲かせて青空が引き立て役です。
ミヤマザクラです。
霧ヶ峰に来る途中の林や、園地の樹叢にも咲いていますが、草原の中にポツンと生えているこの木が突然花を咲かせたのでビックリです。

この辺りは長年、草刈り場として利用されてきたため草原が広がっています。
もともと木が生えていてもおかしくありませんが、どういうわけか、一本だけ生えている木。
草刈りの時に休憩場所として利用するために残したのかな?とか、
何かの機会に誰かが植えたのかな?
と色々と想像が膨らみます。

草原という環境がこの木にとって、いい環境なのかはどうかは分かりませんが、それでも逞しく花を咲かせています。

自然は毎年いつも同じではありません。
あまり花付きが良くない年もあれば、当たり年と言われるようにたくさんの花を咲かせることもあります。
例えば今年だと、理由は分かりませんが、ズミやエゾノコリンゴはあまり花を咲かせませんでした。

だからこそ自然は面白いのだと思います。
皆さんもご自身の目で、霧ヶ峰の自然を眺めてみると新たな発見があるかもしれません。

レンゲツツジ開花状況(2021年6月5日)と野山の花たち

2021.06.05

踊場湿原のレンゲツツジは6月5日現在、日当たりのよい場所で4~5割程度の咲き具合です。

丘の上に咲くレンゲツツジ
踊場湿原南側の丘の上
朱色の花がたくさんついたレンゲツツジの木
レンゲツツジ

この鮮やかなレンゲツツジが咲きだすと、初夏が近づいてきたことを感じます。
花の様子を見ていると、日当たりのよい場所から咲いているのが分かります。
センター前の園地の日当たりのよい場所では、まだ開花はしていませんでしたが、いまにも開きそうな蕾がいくつかありました。

さて、こちらは園地の様子です。

木々の新緑
第二園地付近

草木の鮮やかな緑と、見上げれば空の青の濃さにやはり初夏が感じられます。

植物の種類が増えてくると、とても全ての植物を紹介しきれませんが、今回は普段あまり注目されない(大好きだという方がいたらすみません)花たちを紹介します。

こちらは「花なの?」と思われるかもしれません。

緑色の花
花のアップ

名前はタカトウダイ
赤味も入っているのですが、全体が緑色でちょっと目立たない存在です…。
花弁もないのでなおさらそう見えるのですが、実は、小さな花をたくさんつけます。
そして秋には紅葉する草紅葉のひとつです。


秋の方が目立ちそうですね。
注目して見てもらいたいのですが、有毒植物なので触らないようにしておきましょう。

白い小さな花

次は、オオヤマフスマ
こちらは散策路沿いによく咲いていますが、これからたくさんの花が開花するようになると、意外と目に付きにくいかもしれません。
でも、小さく可憐な花で可愛らしい存在です。

白い小さな花

オオヤマフスマの隣には、さらにさらに小さな白い花。
ミミナグサです。花の直径は5~6ミリくらいでしょうか。
花弁の一つ一つに切れ込みが入り、よく見ると端正な形をしています。
よく似たオランダミミナグサは外来植物ですが、こちらは在来植物です。

今の時期はまだ周りの草丈が短く、小さな花が見つけやすいです。
レンゲツツジのように目立ちはしませんが、野山の小さな花たちも注目して見てみると、意外といろんな花が咲いているのに気が付きますよ。

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