昆虫ひしめく霧ヶ峰の夏
昆虫
植物
夏は昆虫たちが活発に行動しています。
草むらを覗いてみるとチョウやハチ、甲虫などさまざまな昆虫がいます。




ふと足元を見ると、胸部の赤色が目立つ虫を発見!

体長は10mmくらいです。
これはホタル?!と思い観察して見ると、触角が長く切れ込みが特徴的です。

オバボタルです。
ホタルと言えばゲンジボタルやヘイケボタルがよく知られていますが、彼らのように発光したり、水辺で生活するわけではありません。
センターのすぐ近くで見かけたのですが、その場所では以前によく発光するホタルを見かけたことがあるので、霧ヶ峰にも何種類かのホタルが生息しているようです。
さて、昆虫たちは花の蜜などを求めてよくやってきます。
ノアザミは昆虫たちに大人気。

写真のトラマルハナバチは体に花粉を付けていますが、このノアザミ、昆虫などが上に乗って刺激が加わると、雄しべから白い花粉が出てくる仕組みになっています。
効率的に花粉を昆虫に運ばせる手段なのでしょう。
植物のつくりはそれぞれよくできていて知れば知るほど面白いです。
生き物たちがひしめく霧ヶ峰。
夏休み中は家族でいらっしゃる方が多いですが、大人の方も小さなお子さんと同じくらいの目線で草むらを見ると、いつもとは違った光景が広がっているかもしれません。