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すこしづつ雪景色

2025.11.19

昨夜から今朝にかけて雪が降り、うっすらと積もりました。日差しを受けた雪の粒がキラキラキラキラと輝き、辺り一面から感じる冷たい空気から「冬」を感じました。

道路が全部白い
〈センター前の道路〉

道路には雪がありましたが、日なたはすぐに溶けていました。ですが、ここから八島湿原に向かう道の下り部分では夕方まで雪が残っていました。
これからの時期はスタッドレスタイヤ等の装備を必ずお願いします。

さて、駐車場に入ると、すでに誰かが歩いていました…。

雪の上に点々と続く小さな足跡
〈駐車場にも道路にも足跡がたくさんありました〉
二つの足跡。縦長で先が尖っている
〈5センチほどの小さな足跡。爪の跡が見えます〉

キツネの足跡でした。夜から朝の間に歩いてたんですね。昼間はなかなか姿が見られませんが、雪が積もると、動物がここにいたことがよくわかります。

枯れた花の上に乗っている白い雪
〈植物たちは雪化粧〉

八島ヶ原湿原へ行くと、八島ヶ池は氷の部分・雪・水の部分とで色合いが違っていて、面白い色合いでした。

湿原の中の池が雪で一部白い
〈八島ヶ原湿原〉

今日は八島ヶ原湿原と車山湿原に竹竿を設置する作業があり、行政関係者の方やボランティアの方と一緒に湿原の周囲を歩きました。

木道は、雪が解けた部分や凍っているところが少し滑りやすかったですが、日差しがあったので作業をするのは苦ではなく、皆で協力し合いながら遊歩道脇に竹竿を設置していきました。

竹竿を担いで歩いている様子
〈竹竿を運んでいる様子〉
作業をしている人
〈竹竿設置作業の様子〉

午前・午後に作業を行い、無事に終わりました。霧ヶ峰にある3つの湿原、車山・八島ヶ原・踊場湿原は国の天然記念物に指定されており、積雪時でも中に入ることはできません。木道は雪が積もると道が分かりづらくなるので、その目印にもなります。
年明けからはボランティアの皆さんとの巡回が始まります。これからどんな冬の景色になるのか、今から楽しみです。

最後に、霧ヶ峰自然保護センターは11月16日から冬期休館に入りました。開館中は多くの方にお越しいただき、久々に年間入館者が2万人を超えました。たくさんの方にセンターを利用していただきありがとうございました。また来年度もよろしくお願いいたします。

自然保護センターの建物
〈来年も4月15日から開館します〉
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