草原再生作業に参加しました
自然環境保全
先日、草原景観を維持するための雑木伐採の作業がありセンター職員も作業に参加してきました。

作業を行ったのは旧料金所の霧ヶ峰インターチェンジから車山肩方面に向かうビーナスライン沿い。
路肩の草地に生えるヤナギやカラマツの幼木などを、ノコギリやなたを使って伐採しました。

例年は一般のボランティアなどを募って作業を行うのですが、今回は新型コロナウィルス感染症対策のため、
諏訪市の職員の方と県職員で行いました。
木を切る作業は地道ですが、皆さんの力で路肩がすっきり…‼


そもそもなぜこんな作業をするのかというと、霧ヶ峰の広大な草原は古くから人の手が入り、
草刈りや火入れによって維持されてきた景観です。
人の手が入らなくなると、どうなるかというと次第に森林化が進んでいきます。
こちらの写真は今から10年以上前の踊場湿原の様子ですが、斜面に木が多く生えています。

雑木処理の作業を継続した結果、数年前にはこのような景観になりました。
霧ヶ峰らしい草原ですね。

草原を維持することは、そこに生息している動植物を守ることにも繋がります。
これからも末永くこの草原を守っていくために、できることをしていきたいものです。