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雪景色!

2024.02.24

先日は雨でかなり雪解けが進んでいましたが、昨日の雪でまた雪景色が戻ってきました。

青空と雲海と霧氷
<車山肩から富士見台の間で>

もこもこした木々、繊細なカラマツ、白いススキの穂…。何もかもが白く縁取られて、青空の元輝いていました。

雪が付いてもこもこした木
<もこもこツリー♪>
<霧氷で白く輝く木々>
<カラマツの霧氷。モミなどの木とは異なる雪の付き方>
草に太い雪が付いている
<歯ブラシのような形!>
白い看板
<これはなんでしょう??正解は最後に…>
霧氷で白く輝く木々と霧
<車山周辺の霧氷。北から雲が勢いよく流れています>
辺り一面真っ白
<これぞ絶景!美しいの一言に尽きます>

今シーズンはもう冬が終わってしまうのかと思うと少し寂しかったですが、この景色が見られて嬉しくなりました。

これから3月にかけても積雪が増えることがあります。路面は圧雪や溶けているところなど場所によって異なっています。滑りやすいので注意してくださいね。

雪道と車
<車山肩から富士見台に向かう途中の道の様子です>

雪が付いた白い看板は何かわかりましたか?

正解はバス停。今回の降雪では、人工物も霧氷が出来ていて面白い光景が見られました。

八島・車山湿原の雪の様子

2023.12.22

今日は久しぶりに霧ヶ峰に行ったのですがとっっても寒かったです。

朝9時の気温は−9℃で、日中もほとんど気温が上がりませんでした。
特に車山肩はいつも風が強く、今日も冷たい風に晒されて、体感温度は−10℃以下だったでしょうか。
寒さにまだ慣れていないので余計寒く感じました。

地面が波打った形になっている
<車山肩で。風がつくる波模様、シュカブラ>

ポコポコと盛り上がっている部分は、どうやら人の足跡のようです。

普通、雪の上を歩くと地面は凹みますが、どうして盛り上がっているのでしょうか?
ぜひ考えてみてください。

雪は先日の雨でかなり溶けて、草原はススキやササが多く見えていますが、登山道には雪がありました。

草地にうっすら白い雪
<車山湿原>
草は見えているが道の上に雪がある
<車山肩から車山湿原へ下りる道はこんな感じです>

昨夜少し降ったので、路面にもうっすらと雪が。

路面に雪
<八島湿原へ向かう途中の道の様子>

今日は八島ヶ原湿原で霧ヶ峰パークボランティアの皆さんと、防鹿柵の点検を行いました。この柵は、ニホンジカが湿原を踏み荒らしたり、高山植物等を食べる食害から保護するため設置されているものです。

柵を点検している人
<こちらは一般の方は立ち入りできません>

積雪が増えると雪の重みで柵が壊れることがあるため、様子を確認するために、1年を通して作業を行っています。

寒い中皆さんお疲れさまでした。

地面と木道に雪
<帰り道で>

散策者はほとんどいませんでしたが、動物たちの気配はあちこちで感じられました。
カケス、アカゲラ、コゲラ、シジュウカラの鳴き声を聞いたり姿を見たり、雪の上には小さな足跡がいくつもありました。

ちょんちょんと小さな足跡が雪の上に

種子を付けた枯草が近くにあったので鳥でしょうか。

さて、今日12月22日は冬至。
1年で一番昼が短いということは夜が長いということ。
空を見上げると空気が澄んでいて、しばらく眺めていると星々がクリアに見えてきます。
寒さが厳しい冬本番のはじまりですが、風邪をひかないようあたたかくして、寒い冬を楽しんでみてください。

たくさんの星
<先日撮影した星空。中央が「すばる」で知られる「プレアデス星団」です>

車山スノーハイク(2023.2.20)

2023.02.20

昨日は里だけでなく霧ヶ峰でも大雨でした。
気温が低いため路面は凍結、県道40号線(角間新田~強清水)が一時通行止めになるなどの影響が出ました。

山の様子をお伝えするため、車山肩~車山~車山湿原~車山肩を歩いてきました。
コースタイム等は冬の霧ヶ峰 – 霧ヶ峰自然保護センター(ビジターセンター) (kirigamine-vc.jp)
のページの「冬季散策マップ」にも載っていますが、今回歩いたコースは約1時間30分くらい(休憩を除く)かかります。

地面は氷状態
〈車山肩駐車場)

車山肩の駐車場です。昨日が雨だったため地面は氷状態でツルツルでした。駐車するときにタイヤが雪に埋まると出られなくなってしまうのでご注意ください。歩く時もツルツルでちょっと怖いです(でも半分楽しかったです…)。

草木が雪の上に少し見えている山肌
〈駐車場から車山山頂へ向かう〉

積雪は少し減り30センチ程度でしたが、遊歩道がある場所は雪で覆われ固くしまっていました。
軽アイゼンやスノーシューなど刃のついた滑り止めがあるとよいです。服装は上下防水の服、手袋帽子などの防寒着、足元が濡れないようにスパッツを装着。軽装の方を見受けますが、車山肩で標高約1800mあります。また、木々が少ないため風を受けやすいので、しっかりとした防寒対策が必須です。

〈スノーシューを装着〉

八ヶ岳や富士山、南アルプスなど、こちらよりも標高の高い山々は冠雪していて、日が当たると真っ白に輝いていました。霧ヶ峰の気象は長野県の北信地域に比べ、冬でも晴れの日が多いです。

八ヶ岳
〈八ヶ岳〉
一面雪。奥に気象レーダードーム。
〈奥の建物は気象レーダードーム〉

気象レーダードームが見えれば山頂はもうすぐです。夏だと石がゴロゴロしていますが、雪面が固いので高速ですいすいと歩けるのが楽しいです。

展望テラスと蓼科山
〈山頂のテラスと蓼科山〉

夏は大にぎわいのテラスも冬の平日は人が少なく、景色をゆっくり見られます。…と言っても寒いので中々じっとはしていられませんね。こちらのテラスではアイゼンやスノーシューを外してご利用ください。

スキー場のコース
〈スキー場コース〉

車山山頂から車山乗越方面へ下ります。スキー場コースの下は雪が締まっていればよいですが、吹き溜まりになりやすく、体が埋まるほどになってしまうこともあります。滑走者に気を付けながらコース端を通る方が歩きやすいです。

雪で覆われる山々
〈車山肩と蝶々深山との分岐〉

右の山は蝶々深山。分岐からは往復1時間ほどなので、もっと歩きたいという方はこちらに行くのもおすすめです。今回は左側を通り、車山肩へ戻りました。

車山湿原と山並み
〈車山湿原と車山〉

車山肩へ戻る最後の登りで振り返って見える景色です。

中央から左は車山湿原です。車山湿原は国天然記念物のため積雪時でも許可なく立ち入ることはできませんが、この場所は湿原だけではなく、車山北側の樹叢を含む湿原周囲の斜面も天然記念物に指定されています。

車山湿原は霧ヶ峰の自然を守ろうと尽力した方々により、八島ヶ原、踊場湿原とともに1939(昭和14)年に天然記念物に指定されました。
この自然を未来へ残すために何ができるか、訪れる方も霧ヶ峰の自然を楽しみつつ一緒に考えてもらえると嬉しいです。


空からの贈り物

2022.12.14

いよいよ冬がやってきました。
12月13~14日にかけての積雪は8~10cm程。また14日朝の最低気温は-5.5℃(センター前)でした。

歩道と草原に雪
〈センター前の園地〉

辺り一面白い雪の世界を見ると、冬の始まりを感じてわくわく…。
どの季節もすばらしい霧ヶ峰ですが、個人的には、あっという間に景色が一変する冬が一番わくわくします。
また、冬らしい寒さを体験できるのもこの時期ならではですね。この日の気温はまだ暖かい方で、この先真冬になると最低気温が-20℃を下回ることもあります。

霧ヶ峰には、モミやツガ、ドイツトウヒなどの針葉樹が生えているのですが、雪景色になるとサンタクロースやそりを引くトナカイが住んでいそうな景色です。

木々に雪が被る
<雪に覆われる木々>

間もなくやってくるクリスマスにピッタリですね。木の下には、こんな小鳥もいました。

木にとまる小鳥
〈木に止まる小鳥〉

エナガです。
北海道では亜種のシマエナガが生息し、眉班(目の上の黒い部分)が無いため真っ白で、アイドル的なかわいさと人気ですが、こちらのエナガもとっても可愛いです。
木に止まって雪をついばんで水を得ているのでしょうか。
「じゅりりりり…」という鳴き声が特徴なので、聞こえてきたら近くを探してみてください。

さて、クリスマスと言えば、センター近くにある霧ヶ峰スキー場のオープン予定日が、2022年12月24日(土)。

スキー場
〈霧ヶ峰周辺にはスキー場がいくつも。写真は霧ヶ峰スキー場。〉

今回の雪で少し積もりましたが、これからますます雪が増えることに期待です。
霧ヶ峰スキー場は初・中級者向けで、駐車場が目の前にあるのでファミリーに利用されることが多いゲレンデです。そりなどで遊べる場所もあるので、クリスマスは家族揃って霧ヶ峰で過ごすのもおススメです。

空からの贈り物は雪だけでなくこんな光景も。

ハロ
<センター前で撮影>

太陽を中心にいくつもの光が取り囲む不思議な光景。
円を描いている光はハロと呼ばれる虹の一種で、空気中の氷の粒に太陽の光が屈折しておこる現象です。

ハロの説明

太陽を横切るラインが「幻日環」。それが「内暈」と重なり合うように光る部分が「幻日」です。
内暈の上部にはアークが接しています。
ハロを目にすることはありますが、こちらはなかなか珍しい現象です。

厳しい寒さがやってくる冬は、ダイヤモンドダストなどの美しい現象を目にすることもあります。
こんな光景を目にすることができたらラッキーですね。

最後に、霧ヶ峰周辺道路は除雪されますが、現在(12月14日)は凍結・圧雪状態です。
滑りやすく、風が強い時は吹き溜まりができ、舞い上がった雪で一瞬ホワイトアウトにもなります。

十分に気をつけて安全運転でお願いします。

霧ヶ峰路面状況(2022.12.7)と冬の楽しみ方

2022.12.08

12月6日、7日に数センチ程雪が積もりました。

木々の霧氷と雪をかぶる山
〈車山周辺の霧氷〉

車山の樹叢の木々は白く、後ろに見えている蓼科山も白いですね。
霧ヶ峰の登山道周辺の様子は、定点写真のコーナーにアップしたのでそちらもご覧ください
(不定期で更新しています)。

日なたの雪はすぐに融けそうですが、日陰の雪は春まで融けない場所もあります。

路面にうっすら積雪
<路面状況>

この写真は12月7日に撮影した留塚から沢渡間の路面ですが凍結していました。また霧ヶ峰キャンプ場近くの坂や車山肩周辺でも凍結していました(朝晩は特に凍結しやすいです)。
このようになると、ノーマルタイヤでは走行しない方が良いです。スタッドレスタイヤなどを装着し、運転にはご注意ください。

昨年は12月上旬から根雪になる位の積雪がありましたが、今年はまだのようです。
近年は積雪が少ない年も多いのですが、昨年のように150cm程積雪があると壮大な雪景色に圧倒されます。

雪で半分埋まる鳥居
<車山山頂の車山神社鳥居(昨年の様子)>

見るものすべてが夏とは違う霧ヶ峰の冬。
冬の霧ヶ峰の楽しみ方を少しご紹介します。

雪で白くなる木々と山小屋
<車山肩(以前撮影したもの)>

雪が降るとドイツトウヒやモミなどの針葉樹が雪に覆われて幻想的です。
まるで北欧のようですが、麓の町からわずか30分ほど車を走らせると、別世界に訪れたかのような世界が味わえます。
そして昨年は雪が多かったので、雪原から車を見下ろせて不思議でした。

雪原と雪道
<センター前の道路(昨年の様子)>

代わって、自分自身も車で走っていると数メートルもありそうな雪の壁が…。規模はもちろん違いますが、立山や乗鞍で見る雪の壁を思い出しました。いろんな体験ができるのが雪山の世界ですが、雪崩や地吹雪など怖い面もあります。自然を恐れつつも、豊かな恵みを堪能すべきですね。

そして雪がたくさん積もっていなくても楽しめるのが動物の足あとです。
こちらは何の足あとでしょう?

人の顔のような足跡
<だれの足あと?>

センターのブログでも何度か紹介しているので過去のブログも見てみてくださいね。
地面が見えていた時は何もなかったところに、少しでも雪が積もると見えてくるのが、足あと。
いろんな動物たちがあちこちで歩いているんだ、とその姿を想像するのが楽しいです。

さて、冬の霧ヶ峰の楽しみ方にについては、長野県諏訪地域のコミュニティFMラジオ局LCV-FMの番組でもご紹介予定です。

LCV-FM「それなり電鉄」
12月17日(土)24:00~25:00、再放送12月22日(木)19:00~20:00

LCV-FMさんは、諏訪湖ラジオランチという番組で3週に1度「高原の季節だより」という番組に
出演させていただいているのですが、そちらとはまた違う雰囲気のバラエティ番組で面白かったです。今回は曲をリクエストさせていただいたので、雪山にちなんだ曲をお願いしました♪
ネットでも聞けますので聞いてみてください。

初雪

2022.10.29

10月24日、25日の早朝に雪が降りました。

薄っすらと木々に付いた雪
〈園地の樹叢〉

薄っすらと積もった程度で直ぐに溶けましたが、近年霧ヶ峰で初雪を観測するのは11月頃。
いつもより早い冬の訪れにビックリです。

日中も気温が上がらない日が多いのですが、ここ6日間の気温は以下の通りです。

最高気温最低気温
24日13.2℃0.7℃
25日4.5℃-1.3℃
26日2.2℃-2.5℃
27日8.0℃-4.0℃
28日9.0℃1.2℃
29日11.0℃-0.5℃

霧ヶ峰にお越しの際はダウンジャケットや帽子、手袋など冬の仕度がおすすめです。
また、天候によってはスタッドレスタイヤやチェーンが必要になる場合があるのでご注意ください。

氷点下の日が増えてきましたが、そんな日に現れるのが霜柱。

霜柱
<センター前にできていた霜柱>

この日見た霜柱は、見た目は飴細工のように白く繊細で、触るとパキっと割れて触り心地も飴のようでした。
花々も広葉樹の落葉も終わり、残すはカラマツの黄葉を残すのみで、見どころが少ないように思われるこの季節。
ですが思わぬ雪景色や美しい霜柱などを見ると、冬の訪れを感じワクワクします。
自然はいつも贈り物をくれる、そんな気分にさせてくれます。

さて、真っ白になった富士山の他、北アルプスなどの高山にも雪が付いています。

富士山
<センターテラスから撮影した富士山>
北アルプス
<霧鐘塔から撮影した北アルプス>

澄んだ空気の日は、遠くの山々がいつもより近く見えるように感じます。
この時期は遠くの景色を眺めるのも楽しみのひとつです。
山の手前、霧ヶ峰の草原は一面のススキ原…。

このススキの中に鳥の姿を見つけました。

ノビタキ
<ノビタキ>

霧ヶ峰でおなじみの鳥、ノビタキは渡り鳥。すでに移動している個体もいますが、こんな風に出会えると嬉しいですね。

最後に、霧ヶ峰自然保護センターは毎年11月15日までの開館で、16日から翌年4月14日まで冬期休館となります。
今年度リニューアルしたセンターは、展示パネルや映像などが新しくなり、テラスも新設されました。
まだ来られていない方は是非、休館前にお立ち寄りください。

ニッコウキスゲ開花状況(2022年7月17日)

2022.07.17

3連休2日目の日曜日、霧ヶ峰には多くの観光客の方が訪れました。

渋滞する道路
〈車山肩付近を車山中腹から撮影した様子〉

車山肩周辺の道路は朝から15時過ぎまで渋滞し、写真のように車が列を連ねていました。

明日も混雑が予想されますので、センター周辺や霧ヶ峰スキー場付近、車山高原の駐車場もご利用ください。
(地図はこちらをご覧ください)

ニッコウキスゲの開花状況ですが、見頃は連休明け数日位までとなりそうです。

ニッコウキスゲ群落
<車山肩・ビーナスの丘>

終花したもの、まだ蕾が残っているものと様々ですが、まだつぼみがありましたのでもうしばらく楽しめそうです。

ニッコウキスゲの群落の中には、オオバギボウシ、ツリガネニンジンなどの花々も咲き、天空のお花畑と言いたくなる光景が広がっていました。

橙色と白のお花畑
<車山肩・ビーナスの丘>
オオバギボウシ
<オオバギボウシ>
ツリガネニンジン
<ツリガネニンジン>

下の写真は車山高原と富士見台の様子です。

ニッコウキスゲ群落
<車山高原(車山東側の斜面上部>
ニッコウキスゲ群落
<富士見台(撮影は車山中腹から)>

夏真っ盛りですが最近は天候が不安定ですので、雨具や防水性の靴などを用意したうえで霧ヶ峰の自然を満喫してください。
最後にここ5日間の気温(センター観測)です。

最高気温最低気温
13日21.2℃14.1℃
14日21.8℃15.5℃
15日19.5℃14.5℃
16日18.4℃13.8℃
17日18.5℃15.6℃

7月初旬に比べて過ごしやすい陽気が続いています。
風が冷たいときや日差しが強いときのため、長袖の上着もお持ちください。

積雪たっぷり

2022.02.27

今年は積雪が多く、センター周辺では1m以上雪が積もっています。
気温が上がると解けてきますが、新たに雪の降る可能性もあります。

センターHPのおしらせにも掲載しましたが、伊那丸富士見台付近で雪崩が発生し、霧ヶ峰の中で諏訪~茅野間の通行ができません(2/27時点)。

散策マップに載っているとおり、登山道でも雪崩が起きやすい場所があります(車山山頂から車山肩にかけてなど)。
気温が上昇すると雪崩の危険性もありますので、登山をされる方はご注意ください。

さて、昨日八島ヶ原湿原周辺の巡回を行いました。

八島湿原
(雪に覆われる八島ヶ原湿原)

湿原の周囲を囲む木道が雪ですっかり見えなくなっていました。
歩く目印になっているのは、秋に霧ヶ峰パークボランティア、行政職員、センター職員で設置した竹竿で、散策される方が天然記念物に入らないように目印としたものです。
湿原内を横断しているのはウサギやキツネの足跡のみ。人が歩いた踏み跡は無くほっとしました。

雪原とキツネの足跡
〈湿原内を横断するキツネの足跡〉

こちらは湿原の先にある丘。なぜ波打っているのでしょう?

雪に覆われた丘
〈真っ白な丘〉

ここは御射山遺跡の土壇です。
中世、この場所に武士が集まり祭祀を行ったとされる場所で、階段状の桟敷跡が今も残っています。
こちらは県史跡になっているため、冬も立ち入りはお控えください。

ウサギの足跡が二列
〈ウサギの足跡〉

雪原にウサギの足跡が二列横並びになっています。
仲良く2匹が並んで飛び跳ねた?一頭が同じ場所を歩いた?別のウサギが同じところを歩いた?
答えはわかりませんが、想像するのが楽しいです。

駐車場の様子
〈八島湿原駐車場〉

最後に、雪の影響でその都度駐車場の状況は変わりますが、夏に比べて駐車可能台数は少ないです。
八島湿原の駐車場の場合、上の写真のように斜めに停めると駐車できる台数も増えますのでご協力をお願いします。
また車山肩に停められる台数も少ない場合があるため、霧ヶ峰スキー場や車山高原スキー場を利用されるのが良いかもしれません(リフトを使うのもおススメです)。

粉雪舞う師走のはじまり

2021.12.02

今朝、霧ヶ峰に来ると、路面にうっすらと雪がありました。

路面にうっすらと雪
〈センター前の道路・ビーナスライン〉

夜間降ったのでしょうか。
積もるほどではなくサラサラの雪ですが、路面を覆っています。

12月に入り、いつまとまった雪が降ってもおかしくない季節です。
スタッドレスタイヤやタイヤチェーンなど、滑り止めが必要な時期になりました。
ちなみに写真にも看板が写っていますが、八島湿原駐車場から先は冬季通行止めになっていますので、ご注意ください。

さて、今の時期は訪れる人が少ないのですが、生き物たちの動きが感じられる季節でもあります。

こちらは以前撮影された写真ですが、雪の上にこんな跡が…。

人の顔のような形の足跡
<動物の足跡>

顔のような形の跡がいくつも。

何の動物かわかりますか?

草むらにいるノウサギ
<草むらにジッとしているノウサギ>

ノウサギです。
こんな風に姿を見ることは稀ですが、雪原にはあちこちで足跡を見ることができます。

ノウサギはキツネなどに狙われますが、後を付けられないよう方向転換をすることがあります。
足跡を追っていくと面白い発見があるかもしれません。

昨年こんなこともありました。

木の根元まで続く雪の上の迷路
<雪にいくつもの筋>

迷路のように小さな道ができています。

何だと思いますか。
木の根元の方へも続き、そこから出入りしたようです。

どうやらネズミの通った跡のようです。
雪の中を通ったネズミの動きが分かって面白いです。
ちなみに写真を撮った時、ネズミはまだこの辺りにいたようで、気配を察知してこの後脱出していました!

小さなネズミの足跡
<小さな足跡>

積雪が多いと小動物の足跡が分かりにくくなるのですが、まだ雪の少ない時期は、小動物の足跡がよく見つかります。
是非探してみてくださいね。

雨の中いきものたちは…

2021.08.18

全国各地で激しい雨が降り続き、長野県内でも土砂災害が発生しました。
被災された方ならびにそのご家族の方に心よりお見舞い申し上げます。

霧ヶ峰周辺の道路でも一部通行止めになっているところがあります。
詳しくはお知らせのページでご確認ください。

この雨の中、植物や動物たちはどうしているのだろうと気になり、雨が落ち着いた頃に、センター前の園地の様子を見に行ってきました。

センターを出たところでノビタキの幼鳥に遭遇。

歩道を歩く鳥
〈ノビタキの幼鳥〉

歩道の上で虫を捕まえたり、プリっ(?)としていたり(写真のノビタキの足元を見てください…)しましたが、こちらに気が付くと慌てて飛んでいきました。
人影がなかったので、あまり周りを気にせず行動していたのかもしれません。

園地へ行くと、草原はいつの間にか秋色になってきていました。

草原
〈センター前の園地〉

揺れるススキの穂、アキノキリンソウ、ハンゴンソウ。

黄色い花
〈アキノキリンソウ〉
ハンゴンソウ
〈ハンゴンソウ〉

今年多く咲いたヤナギラン。
背が高いので風雨で倒れたものもありましたが、それでもたくさんの花を咲かせていました。

ヤナギラン
〈ヤナギラン〉
ヤナギラン
〈紅葉しているヤナギランの葉〉

マツムシソウもまだ綺麗に咲いているものが多くあります。

薄紫色の花
〈マツムシソウ〉

野鳥はノビタキの他にホオアカの姿も。

木に止まるホオアカ
〈虫をくわえるホオアカ〉

虫をくわえて、表情はきりりと凛々しいです。
自然界で生きる動物たちは、雨の中でも自分たちや子ども達が食べるものを探さなければなりません。
野生で生きる逞しさを感じました。

最後に…、今日の夕方にいっとき青空が見えました。
久しぶりの空の明るさが目に眩しかったです。

青空と植物
〈青空とシシウド〉

気持ちのいい晴れの日が恋しい毎日です。

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