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霧ヶ峰は遊歩道や木道が整備されているので、時間や出発地点にあわせて様々なコースが選べます。登山の装備がなくても歩けるコースはありますが、長時間歩くなら、底のしっかりとしたトレッキングシューズ、上下別々の雨具など登山の装備をおすすめします。また、霧ヶ峰は標高 1500~1900m程。山の天候は変わりやすいので、特に夏は急な天候変化に注意し、コースを計画することをおすすめします。
ここでは霧ヶ峰自然保護センターを起点にしたコースを紹介します。(難易度は霧ヶ峰の中での歩きやすさを示したものです。)このほかにも様々なコースがありますので、お出かけ前に霧ヶ峰自然保護センターにお立ち寄りいただければ、スタッフがコースをご案内します。

コース1 忘れ路の丘へ

忘れ路の丘から見た八ヶ岳
〈忘れ路の丘から見た八ヶ岳〉
忘れ路の丘までの周回コース
難易度
ルートセンター ~ 霧鐘塔
時間往復 30分

霧ヶ峰自然保護センターを出発し、南側にあるこんもりとした丘を目指します。少し登ったところで後ろを振り返ると、どこまでもなだらかな稜線が続く霧ヶ峰の景色が広がります。登りきると八ヶ岳、富士山、南アルプスが一望。足を止め、ゆっくり景色を味わってみてください。草原の中にある道路はグライダー用の滑走路。霧ヶ峰上空の上昇気流に乗り、大空を飛んでいる様子が見られることもあります。霧鍾塔の辺りまで来ると、北側には北アルプス、美ヶ原方面が見えてきます。
霧ヶ峰の広々とした空気を気軽に味わえるコースです。

忘れ路の丘
〈忘れ路の丘に青々としたオニゼンマイが広がる〉
レンゲツツジにとまるノビタキ
〈ノビタキの幼鳥。野鳥の姿が間近で見られることも〉

もっと歩きたい方は…

グライダー館の脇を下り、林の中を通り抜けると45分ほどでセンターまで戻ってこられます。

コース2 車山肩へ

ニッコウキスゲの群落とコバイケイソウ
〈ニッコウキスゲの群落とコバイケイソウ〉
難易度★★
ルートセンター ~ 車山肩
時間往復 約2時間

センターから車山肩までは、ビーナスラインを走るとあっという間ですが、のんびりと遊歩道を歩くのもおススメです。
ニッコウキスゲの咲く頃、ビーナスライン沿いの緩やかな道を歩くと、遊歩道沿いにハクサンフウロ、ウツボグサなどの花の姿が。右に見えるなだらかな形の山はカボッチョといいます。さらに八ヶ岳、富士山と、奥行きを感じる景色が広がります。レンゲツツジの群落を過ぎれば、ニッコウキスゲの花々が咲く車山肩はもうすぐそこです。
往路はゴマ石山を下るとまた違う景色が楽しめます。

山々が見える風景
〈左から八ヶ岳、富士山、手前右がカボッチョ〉
紫色のウツボグサ
〈足元に咲くウツボグサ〉

もっと歩きたい方は…

足を延ばして車山山頂をぐるりと回るコースならプラス1時間半。車山高原まで下り、バスを利用するならプラス2時間。

コース3 樹叢を抜けて八島ヶ原湿原へ

春先の八島ヶ原湿原
〈 春先の八島ヶ原湿原 〉
八島湿原への地図
難易度★★★
ルートセンター ~ 八島ヶ原湿原
時間往復 約3時間

センター前園地の林を抜けて、大きな石が点在する道を登るとゴマ石山に着きます。北側の下り道を進むとしだいに木々が増え、樹叢(じゅそう)と呼ばれる林の中へ。春先はヒメイチゲ、コミヤマカタバミなどが苔むした地面から顔を出しています。道を外れないようロープに沿って歩きましょう。階段を下ると沢渡(さわたり)に到着。こんこんと湧き出るこの沢は車山湿原を起点にし、やがては諏訪湖へと注がれます。舗装路を進み、砂利道に出ると左奥に見えるのが鷲ヶ峰。木々に囲まれた旧御射山社(もとみさやましゃ)を過ぎると、八島ヶ原湿原に辿り着きます。それぞれの季節ごとに違った良さがあるこの湿原をゆっくりと堪能してみてください。

苔の上に咲くヒメイチゲ
〈ヒメイチゲの花はとても小さく直径1cm位。開花期は5月頃。〉
木々に囲まれている社
〈旧御射山社は諏訪大社下社の御射山社でした。
社の四隅には御柱が建てられています。〉

帰り道は

来た道を戻り、沢渡からセンターへ向かう林の中を歩いて戻ってきても。運行時にはバスで戻ることもできます。

コース4 車山から八島へ

〈車山山頂付近から見た八ヶ岳、白樺湖周辺〉
車山と八島湿原への地図
難易度★★★★
ルートセンター ~ 車山 ~ 蝶々深山 ~ 八島ヶ原湿原
時間約5~6時間

ぐるりと回ると健脚の方も十分に楽しめるのが霧ヶ峰の魅力の一つです。車山肩から40分ほど緩やかな斜面を登ると気象レーダー観測所のある車山山頂へ到着。1925mと、霧ヶ峰で一番標高が高い場所では大パノラマが楽しめます。車山湿原の木道を過ぎて登り返し、蝶々深山へ。広々とした山頂では北アルプスの他、浅間山や妙高などの山々も見えます。物見岩方向へ下っていくと周りは大草原。吹き抜ける風が心地よく感じます。(雨の後はぬかるみ注意!)大きな岩のある物見岩を過ぎると八島ヶ原湿原が眼下に見えます。開放感のある湿原を堪能したあとは、沢渡から留塚を経由しセンターへと戻ります。
 沢渡は様々な場所への分岐点となるので地図をしっかり確認しましょう。留塚方面へはビーナスラインを横断し、林の中を進むとセンターへ到着します。

気象レーダー観測所
〈車山山頂にある気象レーダー観測所。白いドームが目立ちます〉
紫色のリンドウ
〈リンドウ。霧ヶ峰の晩秋を彩る花です。開花期は9~10月頃〉

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