散策路情報
散策コース
霧ヶ峰は遊歩道や木道が整備されているので、時間や出発地点にあわせて様々なコースが選べます。登山の装備がなくても歩けるコースはありますが、長時間歩くなら、底のしっかりとしたトレッキングシューズ、上下別々の雨具など登山の装備をおすすめします。また、霧ヶ峰は標高 1500~1900m程。山の天候は変わりやすいので、特に夏は急な天候変化に注意し、コースを計画することをおすすめします。
ここでは霧ヶ峰自然保護センターを起点にしたコース(1~4)・八島湿原駐車場を起点にしたコース(5)・車山肩を起点にしたコース(6)を紹介します。難易度は霧ヶ峰の中での歩きやすさを示したものです。このほかにも様々なコースがありますので、お出かけ前に霧ヶ峰自然保護センターにお立ち寄りいただければ、スタッフがコースをご説明します。
■2026年6月22日にコース1を修正・コース5と6を追加しました。
コース1 忘れ路の丘へ

| 難易度 | ★ |
| ルート | センター ~ 霧鐘塔~センター |
| 時間 | 約30分 |
霧ヶ峰自然保護センターを出発し、南側にあるこんもりとした丘を目指します。少し登ったところで後ろを振り返ると、どこまでもなだらかな稜線が続く霧ヶ峰の景色が広がります。登りきると八ヶ岳、富士山、南アルプスが一望。足を止め、ゆっくり景色を味わってみてください。草原の中にある道路はグライダー用の滑走路。霧ヶ峰上空の上昇気流に乗り、大空を飛んでいる様子が見られることもあります。霧鍾塔の辺りまで来ると、北側には北アルプス、美ヶ原方面が見えてきます。
霧ヶ峰の広々とした空気を気軽に味わえるコースです。道は舗装されているのでスニーカーでも歩けます。



もっと歩きたい方は…
グライダー館の脇を下らず登り返し、砂利道を道なりに進むと薙鎌神社にたどり着きます。諏訪湖や山々が一望できおすすめです(プラス50分)。
コース2 車山肩へ

| 難易度 | ★★ |
| ルート | センター ~ 車山肩~センター |
| 時間 | 約2時間 |
センターから車山肩までは、ビーナスラインを走るとあっという間ですが、のんびりと遊歩道を歩くのもおススメです。
ニッコウキスゲの咲く頃、ビーナスライン沿いの緩やかな道を歩くと、遊歩道沿いにハクサンフウロ、ウツボグサなどの花の姿が。右に見えるなだらかな形の山はカボッチョといいます。さらに八ヶ岳、富士山と、奥行きを感じる景色が広がります。レンゲツツジの群落を過ぎれば、ニッコウキスゲの花々が咲く車山肩はもうすぐそこです。
往路はゴマ石山を下るとまた違う景色が楽しめます。



もっと歩きたい方は…
足を延ばして車山山頂をぐるりと回るコースならプラス1時間半。車山高原まで下り、バスを利用するならプラス2時間。
コース3 樹叢を抜けて八島ヶ原湿原へ

| 難易度 | ★★★ |
| ルート | センター ~ 沢渡~八島ヶ原湿原~センター |
| 時間 | 約4時間 |
センター前園地の林を抜けて、大きな石が点在する道を登るとゴマ石山に着きます。北側の下り道を進むとしだいに木々が増え、樹叢(じゅそう)と呼ばれる林の中へ。春先はヒメイチゲ、コミヤマカタバミなどが苔むした地面から顔を出しています。道を外れないようロープに沿って歩きましょう。階段を下ると沢渡(さわたり)に到着。こんこんと湧き出るこの沢は車山湿原を起点にし、やがては諏訪湖へと注がれます。舗装路を進み、砂利道に出ると左奥に見えるのが鷲ヶ峰。木々に囲まれた旧御射山社(もとみさやましゃ)を過ぎると、八島ヶ原湿原に辿り着きます。それぞれの季節ごとに違った良さがあるこの湿原をゆっくりと堪能してみてください。



社の四隅には御柱が建てられています。〉
帰り道は…
沢渡から留塚を経由してセンターへ戻る道は、カラマツ林の中を通る緩やかな登りです。運行時にはバスで八島湿原からセンターへ戻ることもできます。
コース4 車山から八島へ

| 難易度 | ★★★★ |
| ルート | センター ~ 車山 ~ 蝶々深山 ~ 八島ヶ原湿原~センター |
| 時間 | 約5~6時間 |
ぐるりと回ると健脚の方も十分に楽しめるのが霧ヶ峰の魅力の一つです。車山肩から40分ほど緩やかな斜面を登ると気象レーダー観測所のある車山山頂へ到着。1925mと、霧ヶ峰で一番標高が高い場所では大パノラマが楽しめます。車山湿原の木道を過ぎて登り返し、蝶々深山へ。広々とした山頂では北アルプスの他、浅間山や妙高などの山々も見えます。物見岩方向へ下っていくと周りは大草原。吹き抜ける風が心地よく感じます。(雨の後はぬかるみ注意!)大きな岩のある物見岩を過ぎると八島ヶ原湿原が眼下に見えます。開放感のある湿原を堪能したあとは、沢渡から留塚を経由しセンターへと戻ります。
沢渡は様々な場所への分岐点となるので地図をしっかり確認しましょう。留塚方面へはビーナスラインを横断し、林の中を進むとセンターへ到着します。



コース5 八島湿原を散策

| 難易度 | ★ |
| ルート | 八島駐車場~ 八島湿原~八島駐車場 |
| 時間 | 約20分~1時間30分 |
霧ヶ峰の自然をお手軽に味わいたいのなら、八島湿原がおすすめです(正式には八島ヶ原湿原と言います)。八島湿原駐車場を出発し、公衆トイレの横にあるトンネルを抜けると湿原はすぐそこです。木道を歩き始めると、高山植物や高層湿原特有の植物があちこちに咲いているので、ゆっくり眺めながら散策できます。湿原内の植物を観察するには双眼鏡などがあると便利です。水をたたえた池(池塘)は神秘的な雰囲気。思わず足を止めてしまうかもしれません。
湿原は国の天然記念物に指定され、保護されている地域です。貴重な自然を守るため、植物を折ったり持ち帰らないようご協力をお願いします。



もっと歩きたい方は…
登山の装備があるなら、鷲ヶ峰へは往復約1時間半です。湿原が凹地にできていることが分かるはず。諏訪湖も見えます。
物見岩へは往復約1時間弱。山頂は広いのでのんびり休憩できます。
コース6 霧ヶ峰の最高峰車山へ

| 難易度 | ★★ |
| ルート | 車山肩駐車場~ 車山~車山肩駐車場 |
| 時間 | 約1時間強 |
霧ヶ峰の最高峰は車山(1,925m)。晴れていれば、歩きだしてすぐに南アルプスや北アルプスなどの山々が見え、霧ヶ峰の緩やかな山並みとともに奥行きのある景色が広がります。最初のカーブを過ぎると八ヶ岳が現れ、富士山が見えることも。ゆるやかな登りですが、地面には浮石といってゴロゴロした石がたくさんあるので足元に注意してください。最後のカーブを曲がりきると見える気象レーダー観測所の白いドームが山頂の目印です。山頂は岩がゴロゴロしていますが、広いので好きな岩やテラスに腰かけて、ゆっくり景色を楽しんでください。
7~8月の休日は駐車場が混雑するので、コース2センターから歩くコースも利用してください。



もっと歩きたい方は…
車山山頂から車山乗越を経由し、ぐるりと回るコース →プラス45分
山頂から乗越を経由し蝶々深山を往復するコース →プラス1時間30分