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霜柱立つ晩秋の霧ヶ峰

2023.10.22

今朝、長さ5センチほどの大きな霜柱がたくさんできていました。

日に当たって白く輝く霜柱
〈センター近くで見た霜柱〉

鼻をツンと刺すような冷たい冬の空気だけではなくて、草の良い匂い(昨日ボランティアの方々が草刈りをしたので)と、近くに生えているドイツトウヒの柔らかい香りもしました。
冬の空気感っていいですよね。

今朝は氷点下となり厳しい冷え込みでしたが、ここ4日ほどの気温がこちらです。

最高気温最低気温
19日15.0℃2.0℃
20日13.8℃5.6℃
21日13.8℃3.1℃
22日8.5℃−5.2℃

今日は天気が良くて歩かれる方が多かったのですが、昼間でも体が縮こまるような寒さ!
指や耳など肌を出しているところがすぐに冷たくなって、帽子や手袋が無いと凍えそうです。

青空となだらかな霧ヶ峰の景観
<真っ青の空。色の補正はしてないですよ!>

忘れ路の丘から見た霧ヶ峰全体の景色ですが、目を見張るような空の青さですね。

次は色鮮やかな黄色い風景を。
霧ヶ峰はもう晩秋という感じで、紅葉はピークを過ぎつつありますが、黄色が多めの秋らしい景色です。

黄色に染まる葉に覆われた林の中
<センター近くのミズナラの樹叢>

林の中を歩くと、天井が明るくて楽しい気分になります。
時々はらりと、舞い降りてくる木の葉。

落ち葉は少し寂しげな雰囲気に感じられますが、植物にとってどんな意味を持つのでしょう。

黄色い葉
<日が差して輝く葉>
赤く燃えるような葉の色づき
<冬芽がついているレンゲツツジ>

落葉樹は、厳しい寒さから身を守り、余計な栄養を使わないよう冬前に葉を落とします。
葉が落ちる前、葉に含まれている養分は分解され、冬芽や根などほかの組織に置き換わる準備をします。葉としての役目は終えても、木が生きていることに変わり無く、落ち葉自体もさまざま生きものに分解されて土に還ります。

自然は無駄がありませんね。

さて、今月17、18日に霧ヶ峰インタープリター養成講座が開催されました。

講師と受講生
<講座の様子>

この講座では、座学やプログラム発表をとおして、霧ヶ峰ならではのインタープリテーションを体験してもらうことを狙いとしています。
私たち職員も講師となり、プログラム作成のお手伝いをしました。

参加者の前で発表する様子
<発表の様子>

参加者それぞれに、自然を見る視点や感性が違うことを実感します。
慣れない作業に苦戦する姿も見られましたが、きっと皆さん自然の面白さを感じられ、霧ヶ峰のことをより好きになってもらえたのではないでしょうか。

この時期の霧ヶ峰にも魅力がたくさんあります。
防寒対策をして晩秋の霧ヶ峰を堪能してみてください。

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