霧ヶ峰ブログ
車山肩のコバイケイソウ・今年のニッコウキスゲは…?
ニッコウキスゲ
レンゲツツジ
開花状況
レンゲツツジはそろそろ終盤ですが、コバイケイソウの群生が見事です。

数年周期で花が咲く、と言われますが、霧ヶ峰で様子を見ていると、2年続けて大群生した年があったり、ほとんど咲かなかった年も稀にあったりいろいろです。
車山肩は、今度はニッコウキスゲにバトンタッチ。7月上~中旬頃には黄色いお花畑に変わります。同じ場所でも、植物たちは順番を待って効率よく花を咲かせているのかな、と考えると面白いです。
霧ヶ峰の中で早めにニッコウキスゲが咲く富士見台に行ってきました。

蕾はたくさん出ていましたが、咲いているものは数えられるくらいでした。
小さい蕾が花を咲かせるまでには10日位かかるので、天候次第ですが7月中旬までには群落になっているでしょうか。


私は今年初めてのニッコウキスゲでした。1年ぶりの再会だったので「久しぶり~!」という感じです。
久しぶりにお会いした方(植物)がたくさんいるのでご紹介します。久しぶりなので中には名前を思い出すのに時間がかかる方がいました…、ごめんなさい。




多くの種類の花が咲く時期ですが、実は外来植物だったということがあります。

登山道脇に咲いていたのは、フランスギクです。道路脇にもたくさん咲いている白いお花。
マーガレットとも呼ばれるヨーロッパ原産の植物で日本には観賞用として持ち込まれたものです。
車についた種が落ちることや、日当たりが良いためか道路わきによく生えています。
外来植物によっては、霧ヶ峰の生態系に影響を及ぼす懸念があることから、霧ヶ峰では特定の植物の駆除作業を行っています。フランスギクもその一つです。
反対に、日本在来の植物が海外で影響をもたらすこともあります。
例えば、センターの前にもたくさん生えているイタドリ。

薬草や山菜としても知られている植物ですが、世界の侵略的外来種100に指定されています。
環境が変われば生育できないことも多い中で、その種にとっての環境が整えば、旺盛に繁殖することがあり、不思議です。
人間の活動は、自然に大きな影響を与えている、とつくづく感じます。
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