霧ヶ峰ブログ

蜘蛛の糸

2026.08.01

朝、センターの入り口の周りで蜘蛛の巣を払います。
玄関先に蜘蛛の巣が張っているとなんだが見栄えが悪いのと、お客さんに引っかかってもいけないのでお掃除しているのですが…。

蜘蛛からするとどうでしょう。「せっかく作ったのに(イラッ!)」と思ってるでしょうね…。新たにせっせと張り直しています。円形の網状の巣を張るクモの場合、一日で巣を完成させます。

真ん中に蜘蛛がいる蜘蛛の巣
〈以前撮影した蜘蛛〉

とはいえ、縦糸を張り、横糸を張るために歩き回っている姿を想像すると大変そうです。

蜘蛛の巣は円形のものもあれば、不規則な形のネット状のものもあり、形によってクモの種類を判断する手掛かりにもなります。

蜘蛛の巣
〈円形のクモの巣〉
枝の間についたネット上のクモ
〈不規則な形のクモの巣〉

そして蜘蛛の巣に気が付くのは例えばこんな時。

蜘蛛の糸が水滴で輝いて見える
〈ドヨウオニグモ〉

雨の後です。水滴がつく様は、ガラス玉を繋げたネックレスかシャンデリアのようでいつまでも見ていたくなる美しさ。

さて、先日センターの近くにあったクモの巣は、なんと空中に浮いてる?!

笹の葉の間に張っている蜘蛛の巣
〈小判のような形〉

ほつれた糸のような不思議な形をしていますが、そのトリックはというと…、写真をじっくり見ると周りに細い糸が張ってありますね。

そして、その裏側は・・・

蜘蛛の巣の裏側にいる蜘蛛
〈微動だにせず〉

いました!体がしっかり隠れるくらいの大きさになっていてジャストサイズ。この装飾のような糸は「隠れ帯」と呼ばれます。この姿を見ていると、隠れ帯は身を隠すことが理由の一つだろうと想像できます。
さらに隠れ帯には、エサとなる虫をおびき寄せる効果や、直射日光からの熱を抑える効果もあるそうです。

機能性を兼ね備えた蜘蛛の糸。

この蜘蛛はナガコガネグモの幼体で地面から20㎝位の高さの所にいました。幼体と成体で隠れ帯の形が異なるのも面白いところです。
このクモはじっと獲物を待っていたのでしょうか。普段歩いている時は全く気が付きませんでしたが、ちいさな生きものたちは人が気づかないところでも日々命を営んでいます。

この蜘蛛の巣に気が付いたのは、先日イベントに参加したお客様です。フィールドビンゴと言って、マス目に「小指より小さい花」とか「クモの巣」などと自然のことが書かれているので、それを探しながら歩きます。

親子が用紙を持っている
〈どなたでも参加できます〉

そうすると何気なく歩いている時より、いろいろなものに気が付くというわけです。

このイベント「フィールド探検」は明日8月2日も開催します。
マス目を5列以上そろえた方には、先着20名様にノビタキの切り絵カードをプレゼント!

ノビタキの切り絵
〈飾ってもカードに貼っても素敵です〉

デザインは職員が手掛けて、ボランティア有志の皆さんが一つ一つ切り抜きました。表情が違うのも手作りならではですね。

是非イベントに参加して、ご自身の目で霧ヶ峰の自然を見つけてみて下さい。

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