鷲ヶ峰スノーハイク
登山道状況
積雪
先日(3月24日)鷲ヶ峰に登ってきました。
鷲ヶ峰は八島ヶ原湿原の北西に位置し、山頂は1,798mあります。八島湿原駐車場からだと山頂までは、圧雪状態なら1時間かからず登れます。
いざスタート!ところが、私が歩き始めた道はまだ誰も通っていませんでした。歩きやすそうな積雪が少ない場所に足を運びながら登ります。
林を抜けると防鹿柵があります。
先日ボランティアの方と巡回した時はこれより雪が少なかったのですが、この日は雪で半分埋まっていました。扉は上下に分かれているので上の方を開けて跨ぎます。
そこから先は風が強くしばらく登りが続きます。
振り返るとこの景色!
一面真っ白になっていました。ここから霧ヶ峰全体を見渡すと八島ヶ原湿原がくぼんでいて、車山~男女倉山(通称ゼブラ山)までが湿原を取り囲んでいるように見えます。
登りが終わると、なだらかな尾根が現われて景色が一変。山頂まではもうすぐです。
ルンルン気分で歩けます、が踏み固められていない所に足を置くと、ズボっと膝まで埋まります。
この日は軽アイゼンで歩きましたが、スノーシューで歩かれている方もいました。
テクテクと歩いて行くと山頂に到着。
ベンチは雪で埋まっていて真っ白でした!
この冬の積雪のピークだったかもしれません。
山頂から先は和田峠まで登山道が続いていますが、尾根は真っ白に覆われて道がどこかも分からないような状況でした。その先は急な斜面もあるのでこの時期は上級者向けに様変わり。
雪に阻まれて戻ってこれなくなったら大変なので直ぐに山頂に戻りました。
下山するとこんな景色が。
小さな雪庇ができていました。
冬ならではの景観。ですが、気温の上昇で足元の雪はぐずぐずになり、風は冷たくも真冬の寒さとは違います。これから先は雪でなく雨の日が増えて、厚く積もった雪は次第に溶けていきます。
名残惜しさを感じながら、雪に覆われた大地の中を歩く清々しさも感じました。