霧ヶ峰ブログ

ホーム 霧ヶ峰ブログ 白さ増す霧ヶ峰

白さ増す霧ヶ峰

2024.12.20

今の霧ヶ峰は、遠目に見ると白い部分は少ないですが、登山道は雪で覆われた状態になっています。車山肩~車山山頂間は、たくさんの人が歩いて雪が踏み固められ、ちょうど歩きやすい硬さになっていて、遠くの景色や冬ならではの濃い目の青空などを眺めながら気持ちよく散策できました。

雪で白い登山道の右奥には八ヶ岳や富士山が見える
<車山肩から車山山頂へ向かう登山道から見える八ヶ岳や富士山>
車山山頂のレーダードームが左に見え、中央奥には蓼科山が見える、全面濃いめの青空が広がっている
<澄んだ濃い目の青空が広がる車山山頂>

リフトのある北側の登山道は、急斜面であるうえ、ゲレンデ造りの雪で昼間でも硬く滑りやすいため、滑り止め対策が必須です。この日はアイゼンやストックを使って歩いている方が多かったです。また、スキーコース沿いになるので、スキーヤーと接触しないように十分注意してください。

急斜面で会談になっている登山道がほとんど雪で覆われていて、その先はスキーコースの白い斜面が広がっている
<車山北側登山道の階段(ほぼ雪に埋まっている)>

なお、車山から蝶々深山にかけて車山湿原の周囲は、天然記念物に指定されているため、登山道を外れて草原内に入り込まないようご協力をお願いします(八島ヶ原湿原と踊場湿原も同様です)。これから積雪が増えると木道やロープを張った杭が見えなくなってしまいますが、車山湿原と八島ヶ原湿原には、目印として竹竿を設置しているので、それに沿って歩いてください。

冬季用霧ヶ峰高原散策マップ

車山湿原の天然記念物指定区域をピンク色で示した図
<車山湿原の天然記念物指定区域>
車山湿原沿いの木道は雪で覆われ、湿原に入り込まないよう目印として赤い旗の竹竿が中央に見える
<車山湿原に設置している竹竿(ピンクの旗が目印)>

また、積雪が増えると、どこが登山道が分からない位、雪に覆われます。概ね50センチ程度雪が積もっていれば登山道以外も歩くことができますが、現在はそこまで積もっていないので、植物の踏み荒らしを防ぐため登山道を歩くようにしてください。

雪で覆われた登山道に杭が設置してあるがそこを外れて歩いている足あとが奥に続いている
<この杭の向こうは登山道ではありません>

八島ヶ原湿原や踊場湿原では、凍った池の上に雪が乗り、池の部分だけ白く浮かび上がっていました。積雪が増えると全体が真っ白になって区別がつかなくなるので、この時期ならではの光景と言えるかもしれません。

八島ヶ原湿原の八島ヶ池が凍って雪が乗り白く浮かび上がって見えている
<白くなった八島ヶ池(八島ヶ原湿原)>
踊場湿原のアシクラの池が凍って雪が乗り白く浮かび上がって見えている
<白くなったアシクラの池(踊場湿原)>

車山湿原や八島ヶ原湿原の木道は雪が少ない場所もあり、その上をアイゼンなどで歩くと木道が傷ついてしまうのでご注意ください。

車山湿原の木道は雪で白く覆われている部分が多いが、一部雪がついていないところもある
<車山湿原の木道>

冬でもたくさんの人が訪れる霧ヶ峰。みんなが気持ちよく楽しめるようマナーを守りながら、散策を楽しみましょう。

ページの先頭へ ページの先頭へ
×