霧ヶ峰ブログ
実りの秋とニホンジカ
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夜に車を走らせていると空からパラパラ…。
雪?!と思いきやカラマツの落ち葉でした。

11月に入ると雪が舞う日が出てくる頃ですが、今年は気温が高い日が多いので初雪はいつになるでしょうか。
霧ヶ峰では冬鳥が見られるようになってきました。先日見かけたのはアトリらしき鳥の群れ。八島ヶ原湿原ではイスカも観察されたようです(探しにいきましたが私は見つけられませんでした)。
下の写真のホオジロは年中観察できる鳥ですが、ズミの木にとまっていました。

今時期は広葉樹が落葉しているので鳥が探しやすいです。ズミの実は鳥にあまり好まれないのか割と残っていますが、他に食べるものが無ければ、この実も食糧になります。
八島ヶ原湿原周辺では、他にも鮮やかな実がたくさんなっていました。


レンゲツツジの低木の中、すっと伸びた茎の先についていた綿毛がとっても気になりました。くるんとした羽毛のようなふわふわの綿毛の根元に種がついていて、軽やかに舞っていきそうな形です。

「うーん、君は誰?」
しばらく考えてしまいましたが、クサボタンでした。

花もくるんとしていて、可愛らしく楽しげな形です。センターの近くではあまり咲いていない花です。
最後に、御射山近くで出会ったニホンジカの様子を。

角は生えていますが、白く先が尖った枝角ではなく、黒い袋角がちょこんと生えているように見えます。あまり見慣れない変わった形の角ですね。
秋はシカの繁殖期。何頭ものメスと行動を共にする群れの様子もよく見られます。
体全体も黒くなって冬毛に変わってきました。
動植物の様子から秋から冬へと移り変わっていることを実感します。