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カラマツの芽吹き、斜面のショウジョウバカマ。

2022.05.18

ここ何日かで木々の芽吹きが青々としてきました。

青々とした針葉樹

センター裏のカラマツ林ではブラシのような新芽がワサワサと伸びていて、思わず触ってみると柔らかです。

カラマツの芽吹き

成長しそうな雌花を見つけたので、昨年見られなかったピンク色に色づく花が見られそうだと楽しみにしていたのですが、氷点下の日があったためか、その後成長せず、ちょっと残念でした。
でも新芽はいきいきと成長しています。

さて、先日霧ヶ峰パークボランティアの講座で車山周辺を歩いてきました。
みなさん捨てているわけではないのでしょうが、登山道にはゴミやマスクなどが落ちていました。

ゴミ拾い

ボランティアの方が拾いながら歩いていると、「ご苦労様」と何人もの方が声をかけられていました。こんな風に声をかけていただくとやりがいがあります。

車山山頂へ向かう途中の斜面では、見頃を少し過ぎたショウジョウバカマがたくさん生えていました。

ピンク色のショウジョウバカマ

この場所は数か月前までは一面雪に覆われていた場所です。
少し湿り気のある場所を好むこの花は、雪解け後に現れる植物のひとつです。
袴のように見立てた葉はしっとりとしていました。

枯草の中に白い蕾を見つけました。

草むらに白い蕾

ヒメイチゲが咲いていますが、わかりますか?
もともと小さい花ですが、蕾は一段と小さく見えました。

さらに、山頂から湿原へ降りると、目立つところに桜の木が生えています。
湿原脇の斜面にも同じ木と思われる桜がぽつぽつと咲いていました。

桜の木
小ぶりでピンク色の花

里では春になると植物が一気に開花し、とても賑やかですが、霧ヶ峰の春は静かでゆっくりと進みます。
それでも、すでに初夏に咲く花の新芽がいくつか出ていました。

新芽の様子

コバイケイソウです。
他にはニッコウキスゲも新芽が出ていました。
草原全体は茶色の中に緑色が現れ、植物の勢いを感じます。

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