霧ヶ峰ブログ
秋を感じる八島湿原
昆虫
植物
気象
今日は温帯性低気圧に変わった台風の影響か、風が少しあり湿った空気が感じられます。
![木道](https://www.kirigamine-vc.jp/manage/wp-content/uploads/blog/P8100334.jpg)
八島ヶ原湿原には少し霧がかかりしっとりとしています。
ノリウツギは梅雨時期に咲いていましたが、またあちこちで開花しています。
![ノリウツギと八島ヶ池](https://www.kirigamine-vc.jp/manage/wp-content/uploads/blog/P8100317.jpg)
湿原内はすでに秋の気配が漂っています。
オミナエシは秋の七草のひとつですし、種を付けている植物も多いです。
![オミナエシ](https://www.kirigamine-vc.jp/manage/wp-content/uploads/blog/P8100318.jpg)
![シシウド](https://www.kirigamine-vc.jp/manage/wp-content/uploads/blog/P8100319.jpg)
シシウドはパラパラとした紫色の種が綺麗なのですが、あれ?種の上に何か虫がいます。
どこにいるか分かりますか?
![シシウドの種のアップ](https://www.kirigamine-vc.jp/manage/wp-content/uploads/blog/P8100320.jpg)
これです。キアゲハの幼虫ですね(ピントが合っていなくてすみません)。
![鮮やかな芋虫](https://www.kirigamine-vc.jp/manage/wp-content/uploads/blog/P8100320-コピー-1024x767.jpg)
霧ヶ峰ではシシウドやノダケなどの植物を食草とし、よく見かけます。
幼虫を眺めてみるとオレンジや黒が目立って見えますが、遠目から見ると意外と気が付きません。
鳥などに狙われやすい虫にとっての戦略なのでしょう。
さて、植物たちは生きるためにどんな戦略があるのでしょう。
![ヤナギランの花](https://www.kirigamine-vc.jp/manage/wp-content/uploads/blog/P8100327.jpg)
このヤナギラン、はじめは雄しべがある雄花で、雄しべがしおれてくると白い雌しべが出てきます。
自家受粉を防ぐための工夫なのでしょう。
花によって、雄花雌花が別々にあるもの、雄花が雌花に変化するものなど様々です。
植物の仕組みは面白いです。
![木道近くのヤナギラン](https://www.kirigamine-vc.jp/manage/wp-content/uploads/blog/P8100328-コピー.jpg)
このヤナギランは背の高い花ですが、強風で倒れてしまっていました。
折れていなければ日差し共に復活するでしょう。
花々を見ていると盛夏を過ぎた印象ですが、一つ一つの花を見ているといろんな発見があり面白いです。
ぜひゆっくり散策してみてください。
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