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レンゲツツジ開花状況(2021年6月10日)と園地に咲くサクラ

2021.06.10

お問合わせが多くなってきました、霧ヶ峰のレンゲツツジの開花状況(6月10日現在)です。

車山高原 見頃
富士見台 咲きはじめ
踊場湿原 見頃
自然保護センター周辺 咲きはじめ
八島ヶ原湿原 咲きはじめ
車山湿原 蕾

踊場湿原の遊歩道脇に咲くレンゲツツジ
〈踊場湿原の様子〉
園地のレンゲツツジ
〈園地のレンゲツツジ〉

この先の天候にもよりますが、全域で6月中旬頃から見頃を迎えそうです。
晴れた時に見るレンゲツツジもいいですが、霧の時のレンゲツツジも朱が映えて幻想的なんですよ。

さて、センター前の園地に、大空へと枝を伸ばすように、すっくと立っている一本の木があります。
花をいつ咲かせるのか分からない、というレアな咲き方をするこの木。
霧ヶ峰によく来られる方の中には、「あの木は何?」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

草原に生える木
〈園地のモニュメント的存在の木〉

そんな木なのですが、あれ?!なんと花を咲かせています‼

木に咲く白い花
〈小さな白い花を付けています〉

小さな白い花をいくつも咲かせて青空が引き立て役です。
ミヤマザクラです。
霧ヶ峰に来る途中の林や、園地の樹叢にも咲いていますが、草原の中にポツンと生えているこの木が突然花を咲かせたのでビックリです。

この辺りは長年、草刈り場として利用されてきたため草原が広がっています。
もともと木が生えていてもおかしくありませんが、どういうわけか、一本だけ生えている木。
草刈りの時に休憩場所として利用するために残したのかな?とか、
何かの機会に誰かが植えたのかな?
と色々と想像が膨らみます。

草原という環境がこの木にとって、いい環境なのかはどうかは分かりませんが、それでも逞しく花を咲かせています。

自然は毎年いつも同じではありません。
あまり花付きが良くない年もあれば、当たり年と言われるようにたくさんの花を咲かせることもあります。
例えば今年だと、理由は分かりませんが、ズミやエゾノコリンゴはあまり花を咲かせませんでした。

だからこそ自然は面白いのだと思います。
皆さんもご自身の目で、霧ヶ峰の自然を眺めてみると新たな発見があるかもしれません。

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