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秋の訪れを感じる八島湿原と鷲ヶ峰

2024.08.18

今年は3連休からお盆休み、土日までと長くお休みをとられた方もいらっしゃったと思います。
お盆シーズンは人手が多くとてもにぎやかです。センターにも多くの方がお越しになり、夏の夜のイベントのナイトウォークや昼間のガイドウォークも盛況で大忙しでした。
先日ブログを更新したと思っていたらもう10日以上たっていてびっくりです。

先日八島ヶ原湿原と鷲ヶ峰に行ってきました。
八島ヶ原湿原は大勢の方が来られる観光地ですが、朝の内は静かです。いつ歩いても心地良く、私には時がゆったりと流れているように感じられます。

霧がかかった八島湿原
<八島ヶ池>

花々の最盛期は少し過ぎ、足早に秋がやってきています。

茎から花まで黄色い花
<オミナエシ。茎まで真っ黄色>
渦巻き模様の赤紫の花
<トモエシオガマ。葉は細長く淵はギザギザ>
白く蕊が飛び出てふわふわしたように見える花
<真っ白のボタンヅル>

ウラギンヒョウモンは羽の色が薄くなり、縁は傷んでいましたが、せっせと吸蜜していました。
命は残り僅かなのかもしれませんが、懸命に生きています。

<ノアザミにとまるウラギンヒョウモン>

続いて鷲ヶ峰へ。歩いていたら蒸し暑くなって汗だくになってしまいましたが、西から霧が流れてきて、天然のミストで涼めました。

山にかかる霧
<山頂の手前で>

鷲ヶ峰では、咲き始めのツクバトリカブトが見られました。トリカブトが咲くと秋が来たという印象です。

紫色の兜のような形の花
<ハチはどこにいるでしょう?>

あと、今年は殆ど見られなかったイケマが咲いていました。以前のブログに載せた、アサギマダラの幼虫の食草です。葉の裏側を探してみてもアサギマダラの卵は見つかりませんでしたが、ベニヒラタムシがいました。

白い花に焦げ茶色の虫が付いている
<イケマの花>

自然の中に身を置くと季節の移り変わりを感じます。

赤茶色の小さな花がたくさん
<ワレモコウ>

虫の音色を聴くことは日本人ならではの感性といいますよね。鳥の鳴き声、花々の香り、肌をなでる風。あとは味覚…、他の生き物のように霧ヶ峰に生えている植物を私たちは食べられませんが笑、外で食べるご飯は格別ですよね。五感を刺激する魅力的な霧ヶ峰の自然に是非触れてみてください。

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