霧ヶ峰ブログ

冬の気配

2021.11.06

今日午前11時の気温は8度ほどで、昨日の夜から朝にかけての最低気温は氷点下でした。
手袋をしないで外に出たところ、失敗!手がかじかんでしまいました。

そこまで風は強くなかったのですが、ススキが風に揺れる音が、より一層寒さを引き立てているようです。

ススキ原
〈園地のススキ〉

私が歩いた時、夏鳥のノビタキやホオアカの姿はありませんでした。
すでも、渡りのために移動している個体もいる頃です。
今まで聞こえていたさえずりが聞こえなくなると恋しくなりますね。

林と落ち葉
<園地の樹叢>

園地の樹叢に生えているミズナラは落葉しているものが多く、秋が終わるさみしさを感じます。
ですが、林に入ってみると、まだ落ちていない葉に日が当たって輝いていて、温かみを感じました。
また、木々が風を遮るため、そこまで寒くありありません。

オレンジ色のミズナラの葉
<ミズナラの紅葉>

センター裏に生えている落葉針葉樹のカラマツ。
葉がハラハラと落ちていますが、橙色のような温かい色合いです。

青空とカラマツの木
<センター裏のカラマツ>

さて、林の近くのレンゲツツジには、朱色のつぼみ…?

枝先に付く赤い芽
<レンゲツツジの枝先>

今から花を咲かせるわけではありません。これは冬芽で、来年に向けて準備をしているところです。
葉を落とした後、枝先につく赤い冬芽。

植物の命を感じます。

レンゲツツジには冬芽以外に、こんなものがついていました。

枝の先につく実

実です。
レンゲツツジの実はあまり見られないので(なぜでしょう?)、こんな実を付けていたことを知りませんでした。
種が気になって、さやの中をのぞいてみたのですが、薄茶色の薄い種がいくつも入っていました。

もうすぐ冬に入ろうという時期ですが、こんな時期でも植物たちはちゃんと生きています。

最後になりますが、霧ヶ峰自然保護センターの現在の様子です。

建設資材に囲まれたセンター
<改修中の霧ヶ峰自然保護センター>

改修工事のために囲われていますが、開館中です。
今年度も11月15日まで開館していますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

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