霧ヶ峰ブログ

ホーム 霧ヶ峰ブログ 静かな草原から…

静かな草原から…

2021.05.22

センターの近くでカッコウの鳴き声が聞こえてくるようになりました。
霧ヶ峰でカッコウが鳴き始める頃は、ゴールデンウィークが過ぎ、まだ夏場のように観光客が多くはない、そんな静かな時期です。
カッコウと言えば、童謡「かっこう」や「静かな湖畔」が有名ですね。
霧ヶ峰に湖畔はありませんが、静かな草原から「カッコウ、カッコウ…」と繰り返し聞こえてくる鳴き声は、童謡の世界から飛び出してきたようです。

カッコウの姿を間近で見ることは少ないのですが、こんな見た目をしています。

木に止まるカッコウ
カッコウ

ホトトギスやツツドリとも姿が似ているのですが、一番判別しやすいのはやはり鳴き声ですね。

長野県では里でも見られるカッコウ。
私が長野県に来て間もなく、朝晩に繰り返しカッコウの鳴き声が聞こえていたので、「どこかの家の鳩時計が壊れて鳴いている?」と不思議に思ったことがあります。

それはさておき、カッコウ以外の鳥の鳴き声も聞こえています。
ホオアカや、ノビタキなどです。
彼らは、海を越えて外国へ渡る渡り鳥(今回紹介したカッコウも渡り鳥です)。
霧ヶ峰へは例年4月頃にやってきて、冬前には旅立っていきます。

こちらは先日車山で出会ったホオアカです。

ホオアカ
ホオアカ

地面にいる虫を捕まえるのに必死でしたが、こちらの姿を認識し、一定の距離を保っていました

地面にいるホオアカ
地面をちょこちょこ
草むらで虫を捕まえるホオアカ
草むらでパクッ

ノビタキはよく高いところで伸びやかにさえずっています。
ちなみにこんなところにもいました。
何かわかりますか?

ノビタキ
降雪機の上にいるノビタキ

スキー場の降雪機です。
一際高いところで、遥か彼方まで見渡しているのでしょうか。

ホオアカもノビタキも、草原をすみかにする鳥です。
霧ヶ峰を散策すると、きっとこんな鳥たちに出あえるでしょう。

ページの先頭へ ページの先頭へ
×