霧ヶ峰ブログ
雨で潤うオニゼンマイ
植物
気象
開花状況
今日は朝から霧に包まれています。

景色が見えないと残念ですが、意外と視界が突然開けるように霧がサーっと動くこともあり、常に霧に包まれている日は梅雨時期以外、そう多くはない気がします。
野鳥を見に来られた方は、写真を撮るのは難しかったものの、キジ・ウグイス・ホオアカ・アオジなどの声が聞こえたとおっしゃっていました。
ハイキング目的の方は、足元の草露に濡れないよう道幅が広めのコースを紹介しましたが、帰りがけに「楽しかったです」とおっしゃっていて、気持ち次第で霧の日でも楽しめるんだと改めて思いました。
曇りや暗い時間だと、花が閉じている植物がありますが、実際はどうか。センターの周りの植物の様子を見てみることにしました。
朝開花に気が付いたアカギキンポウゲはどうでしょうか。

晴れている時よりは開き方が控えめのように見えましたが開いていました。
草地に生える、背丈が低く黄色い花を咲かせるミツバツチグリは?

閉じ気味でした。
花々は花粉を送紛者(虫)に効率よく運んでもらうため、曇りの日は閉じるものもあります。
センターの前は、まだ花の種類は多くないのですが、ゼンマイの仲間が葉を広げています。水滴がついて潤っていたのは、オニゼンマイ。

本州中部や東北南部・関東北部などに分布し、日当たりの良い湿り気のある場所で生育します。
霧ヶ峰には、オニゼンマイとヤマドリゼンマイが多いですが、葉が開くと葉そのものは区別がつきにくいです。ただしオニゼンマイは茎の中央部に胞子葉が付き、ヤマドリゼンマイは茎の中に生える細長い胞子葉が目立ちます。


ちなみにゼンマイは出始めの頃、茶色い毛で覆われています。

オニゼンマイもこのような綿毛で覆われていますが、私は以前、別の地域で綿の紡ぎ方を習った時に、ゼンマイ綿を綿花に混ぜて糸を紡いだことがあります。茶色が良い色合いで素敵でした。綿毛を見るとその時のことを思い出します。
さて、霧ヶ峰ではこれから山菜が出てくる時期になりますが、民有地や保護地区にあたるため採取は基本的にできません。ご注意ください!
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