霧ヶ峰ブログ

ホーム 霧ヶ峰ブログ レンゲツツジ開花情報【2025年5月30日】

レンゲツツジ開花情報【2025年5月30日】

2025.05.30

踊場湿原でレンゲツツジが開花しました。

朱色の鮮やかな花
〈レンゲツツジ〉
丘の上に咲くレンゲツツジ
〈レンゲツツジ〉

まだ蕾が多いです。
レンゲツツジは、霧ヶ峰では標高の低い踊場湿原(1,540m)辺りから開花が始まり、霧ヶ峰全域では例年6月中~下旬に見ごろを迎えます。今年もそのくらいになるのではないでしょうか。

咲いていたのは見晴らしの良い踊場湿原南側の丘の上の花です。
ここから湿原を見下ろすと、丸みを帯びた木に咲く白い花が目につきます。

湿原と山並みと白い花が咲いている木
〈踊場湿原の南側の丘で〉
木の枝に咲いている白い花
〈たくさんの花を咲かせていました〉

ズミ(別名コナシ・コリンゴ)と呼ばれるバラ科の落葉樹です。霧ヶ峰には、エゾノコリンゴと呼ばれる似たような樹木がありますが、ズミには葉に切れ込みがあることが特徴のひとつです。
(ただし、切れ込みが見あたらない場合もあります)

これから夏に向けて開花する植物が増えてきますが、あちこち探しながら歩くのが楽しいです。
踊場湿原で見つけた花々を紹介します。

小さな粒つぶした形の白い花
〈マイヅルソウ〉
白く黄色い蕊の花
〈サンリンソウ。ニリンソウと異なり葉柄がある〉
下向きのピンク色の花
〈ウグイスカグラ〉
紫色の横に広がった花びらの花
〈サクラスミレ〉

撮影しながら歩いていると、ノビタキに出会いました。こちらはメス。

枝の先に泊まるベージュ色の小鳥
〈ノビタキ〉

こちらはオスです。

顔の周と羽が黒、胸が茶色の小鳥が茎にとまっている
〈ノビタキ〉

私のいる場所からほんの2mくらいのかなり近いススキにとまりました。
ノビタキは開けた環境を好み、とても見つけやすい鳥ですが、普段は7~8m位近づいただけでも逃げていきます。
特に職員になりたての頃は、なかなか近くで撮影できませんでした(撮影したい一心で何かオーラが出ていたのでしょうか)。

それが、今日は至近距離にいても逃げていかないのです。
鳥に警戒心を与えないほど、仲良くなれた…?

…わけじゃありません。
ノビタキのオスは「ジャッ…、ジャッジャッ!」と警戒音を出していたからです。
ノビタキはつがいでこのあたりにいて、営巣中のため神経を尖らせていたのかもしれません。
巣の場所を見つけられないよう、オスは自分に注目を向けさせていたのだと思います。

ですので少し写真を撮影した後はすぐにその場を立ち去りました。

鳥も人も同じ動物同士、立場(?)は対等だと思うのです。

そんな視点で接することができたら、ルールやマナー、という言葉は必要なくなるかもしれませんね。

ページの先頭へ ページの先頭へ
×