霧ヶ峰ブログ
アナグマの巣穴
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野鳥
開花状況
少しずつ開花する植物が増えてきました。
この時期のさりげなく咲く小さな花がとてもかわいらしいです。
センター前の園地では、キジムシロの小さな黄色い花があちこちで咲いていました。

といってもとっても小さいので気づかずに通り過ぎてしまうかも。
足を止めてしゃがんでじっくり眺めていたら、花の上にはもれなく虫たちの姿がありました。

ゴマ石山の方まで登っていくと、小さな桜が咲いていました。

マメザクラです。この場所では樹高1mで小さいものの、いくつか花をつけていました。富士山麓や関東地方の太平洋側などに分布しています。名前の通り小ぶりの花をつけます。がく頭の付け根が膨らんでいるのが特徴の一つです。
沢渡に下っていくところにも桜が咲いていましたが、こちらはタカネザクラのようです。

がく頭に膨らみがないことが、マメザクラとの違いの一つです。小さな花が多い季節ですが見上げて見る桜のような花も開花しています。
樹叢では、今日のお目当てヒメイチゲに出会えました。

ヒメイチゲ自体は車山・八島ヶ原湿原周辺にも生えていますが苔むした岩の隙間に咲いていて、そよ風でそよそよ動く姿は白い妖精のような姿で繊細です。心の中でかわいいなぁ…と思いながら何度もシャッターを切りました。
沢渡で出会ったのは、こちらの鳥。

コガラです。コガラはこの辺りによくいるようで前にもブログで書きました。あの時えさをもらっていた子どもでしょうか…。
この時は2匹で枝をせわしなく移動しながら、枝のところにいる虫を食べているようでした。
反対にキベリタテハは羽を広げてじっと地面にとまっていました。チョウたちの姿も目にするようになってきました。

少し薄暗くなってきた夕方前、歩いている人にはほとんど出会わず黙々と歩いていると、草むらから何か動物が飛び出してきました。明るいベージュ色だったのでキツネと思ったらずんぐりした体形のアナグマでした。


タヌキとは違って目の周りの黒い部分が縦に入っているのが特徴です。
しっぽもおしりも丸々としていて、こちらには気が付いていますが逃げ方がのろのろとしていたので何度かシャッターを切ることができました(やった…!!)。
ふと、足元を見ると穴が開いていました。

アナグマの巣穴です。
ここから出ていくところだったのかもしれません。
驚かせて悪いことをしてしまいました…(でも昼間こんな風に会えたのは初めてでラッキーでした)。タヌキも巣穴を利用しますが、タヌキは自分で穴を掘らず、アナグマの掘ったものを利用します。センターにアナグマのはく製の展示がありますが、爪は細長くとがっていて穴を掘るのに適しています。
突然の出会いにびっくりでしたが、その場を後にして数百メートル離れたところでまた穴を発見しました。さすがにここまでつながってはいないでしょうが、この地下の世界を想像すると面白いです。
いったいどんな風に生活しているんでしょう。家族みんなで仲良く暮らしているといいですね。
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